製品開発は、設計と製造という2つのプロセスがある。それぞれに専門家がいて、使うツールもCAD(computer aided design)ツールとCAM(computer aided manufacturing)ツールと異なっていた。ところが、新製品開発には、設計と製造が密に連絡を取り合い、短期間で開発することが求められる。強度や重量、コストなどから設計が決まっても、いざ製造ラインに載せると思うようにいかず、部品の加工、ジグや取付具の開発、金型作成などを最適化するため、図面を引き直すということを繰り返し、ようやく最終製品にたどり着く。
開発期間の短期化が要求されるほど、2つのプロセスの連携が重要になる--というより、プロセスが分離されていることが問題なのだ。従来からCADツールとCAMツールの連携する機能は双方にあったが、本資料では「統合CAD/CAMプラットフォーム」の導入を勧めている。
統合CAD/CAMプラットフォームでは、CADシステムがジオメトリエンジンとして機能し、すべてのCAM操作はオリジナルのCADモデルをもとに行う。2つのプロセスが統合され、より生産性が高く、コスト管理ができて、品質も改善できるようになる。本資料では、統合CAD/CAMプラットフォームを導入することにより、開発期間、コスト、品質の観点から、15個のメリットを挙げて解説をしている。多くの事例も紹介されており、製品開発の改革を検討しているエンジニアやマネージャーはぜひ読んだもらいたい資料である。