産業機器の開発現場に変革が求められている。産業用システムはこれまで、性能、精度、信頼性、耐久性、省エネ性などに主眼が置かれてきた。しかし近年、それらに加えて、IoT(モノのインターネット)への対応、情報系との融合、機能安全への対応も迫られるようになってきている。
特に、欧州を中心に対応が求められるようになった、プロセス産業における機能安全に関する国際規格「IEC61508」への準拠は今後、多くの企業にとっての課題となる可能性がある。IEC61508は、ソフトウエアを含むような産業機器のライフサイクルにわたる安全性を高めるための規格であり、これに伴って開発の効率化も必要になる。
本資料では、産業機器分野のこうした課題の解決に向けて、高信頼かつ堅牢なソフトウエア基盤と、FPGAへのシームレスな実装を実現するツールを紹介する。前者は米国家安全保障局が定める評価保証で最高クラスのレベルを取得。後者は、すでにトヨタ自動車が採用しているという。