第5世代移動通信システム「5G」は、2020年以降のモバイル通信を支えるインフラとして標準化作業が進められている。IoT時代の様々なユースケースに対応できることを想定した、新しい思想のモバイル通信システムである。
本資料は59ページあり、6編の5Gに関する技術レポートを合本したものだ。
内容は、
- ミリ波トランシーバシステム ハードウェアの概要
- ワイヤレス技術の変化に必要とされる新しいテストアプローチ
- 高効率な無線LAN規格、IEEE 802.11axの概要
- Qualcomm Atheros 社、NI PXI ベクトル信号トランシーバとNI LabVIEWを使用して無線LAN テストの速度向上と受信範囲拡大を実現
- 富士通が基地局向けORI 仕様の相互運用性を実証、実験には自社製RRH とNI 製BBU シミュレータを採用
- 第5世代移動通信(5G) の動向
特に最後の「第5世代移動通信(5G) の動向」は最もページ数が多く、5Gの概要、Q&A形式による5Gの課題、構成技術の解説、大学の事例、NIの5Gへの取り組みなどを収録している。
5Gをめぐる開発は、シミュレーションでは評価しきれない挙動も多く、実際にミリ波帯の無線通信システムを構築してテストをする必要性がある。本資料を基に検証を迅速・手軽に始めることができる。