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解説

イメージセンサを人間の視感度に近いスペクトルに調整する方法

オン・セミコンダクター

2017/11/08

資料の紹介

 イメージセンサを人間の眼の代わりに使うには、イメージセンサの感度を人間の目に近い感度にする必要がある。このための光度測定と放射測定について、基本的な概念と定義などについて解説する。

 スペクトル全体にわたって光度や感度を求めるのではなく、人間の持つ視感度をベースに調整することが重要である。このために、「CIE(国際照明委員会)測光標準観測者」の視感度のスペクトル分布曲線を利用する。このときに使われる、比視感度V(λ)とは、人間の目の視感度が最大になる波長555nmで1になるように正規化された人間の目のスペクトル感度である。

 放射束のスペクトル視感度K(λ)はV(λ)・Kmで表されるから、検出器に入射した放射束がわかれば光束に変換できる。ここで、Kmは最大視感度係数である。本ホワイトペーパーでは、3200Kのハロゲン光源と2mm厚のIRカットオフ・フィルタガラスを使うイメージセンサアプリケーションとして、標準的なCFA(Color Filter Array)を備えたイメージセンサが使われる。これを例にして、放射測定から光度を測定する方法について述べている。青、赤、緑のそれぞれの波長の範囲での光度測定感度を求めており、イメージセンサを使うシステム設計者にはぜひ一読をすすめる。

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