目まぐるしく変化するマーケットに適応するため、企業内に蓄積された膨大なデータを速やかに分析し、経営に活かせるテクノロジーの需要が急速に高まっている。

　人工知能（AI）や機械学習のサポートもあり、アナリストやテクノロジースペシャリストなど、分析の専門家のみならず、「BIツール（ビジネスインテリジェンスツール）」でデータを「見える化」することで、リベラルアーツ（人文・社会科学）系の人材でも分析に参画できる技術的なプラットフォームが整ってきている。これにより、幅広い人材がデータ管理者となって、データでストーリーを語り、ビジネスに影響をもたらせる時代がやってきた。

　クラウドやモノのインターネット (IoT)などにより、コネクテッドデバイスの台数は世界中で激増している。これら全ての機器が情報をやり取りし、データを収集することで「インターネットを介したつながり」をより良く活かせるようになる。今回の特集では、こうした時流に合ったBIツールを紹介する。