企業の生産性向上を目指す上で重要とされるモバイル戦略。しかし、モバイル戦略は単に生産性の視点に終始するものではない。今後一層加速する人材不足の側面からも、優秀な人材を集めるためには、“従業員体験”と“従業員エンゲージメント”を向上させるモバイル戦略が極めて重要になる。
本資料は、世界9カ国、1865人の従業員に行った調査をもとに、モバイルテクノロジーと従業員体験、従業員エンゲージメントの関係性をレポートしたものだ。
雇用主のモバイルテクノロジーの使い方を高く評価した従業員は、「生産性」「創造性」「満足度」「ロイヤリティ」が高いという結果が大前提として報告されているほか、世界の従業員のモバイルワークに関する思考の違いなども紹介される。例えば、生産性に最も影響力を与えるものを日本の回答者の3分の1は、「効果的に協力できること」と回答しているのに対し、オーストラリアとニュージーランドでは、「情報を素早く簡単に入手できること」を53%の従業員が回答している。グローバル企業にとって、地域性を考慮したレポートはモバイル戦略の策定に大いに役立つはずだ。
このほか、年齢別での思考や創造性とモバイルに搭載するコラボレーションツールの関係性など、企業がモバイル戦略をどのように進めるべきかのヒントが数多く紹介されている。