新たなジャンルの製品開発は製造業をさらなる成長へと導く布石となるが、いざ新製品を開発するとなると、ノウハウのない製造技術が必要なパーツも製作しなければならない。例えば、鋼材系金型の技術はあっても、樹脂パーツの射出成形の技術経験がない場合、新たな樹脂パーツの金型設計を一から習得するのは難しく、パーツ製造にはコストや時間の負担が増える。
こういった場合、自社ですべてに対応するのはリスクが大きい。外部の専門業者による射出成形サービスを利用するという手段がある。パーツ設計時の3Dデータをアップロードするだけで、肉厚や抜き勾配など樹脂に関する専門的な製造性の解析ができるというものだ。
本資料では、産業製品を主力とした企業が全自動ハイエンドコーヒーマシンを開発した事例をもとに、「熱」にまつわる量産パーツ製造の課題が解決に至るまでを紹介。製造から設計サポートまで、受託製造サービスによる射出成形の利点について解説する。