働き方改革が国を挙げて叫ばれる中、仕事の進め方や業務オペレーションの見直しに取り組む企業も多い。市場環境の変化などから業務効率の向上を求められるケースも日常化し、業務改善は継続的に実施する必要性が高まっている。こうした中、業務プロセスを効率化して働き方の変革をIT面からサポートするツールとして着目したいのが、「BPM(ビジネスプロセスマネジメント)」ツールだ。
BPMを効率的に実施するには、業務の見える化や改善案の策定、PDCAサイクルを回した継続的な改善など、多くの作業が発生する。これらの作業を効率的に進め、業務改善をスムーズに進めるためにITを活用したBPMツールが役立つ。業務のデジタル化による可視化や分析によって、ワークフローの改善や効率化、自動化を進めることができるのである。さらにBPMの1つの先端的な手法として、ソフトウエア的な「ロボット」に繰り返し作業などを実行させる「RPA(Robotics Process Automation)」も業務改革に有効に活用できるようになっている。
働き方改革や業務プロセスの改善を具体化するには、BPMなどのITツールの現在のトレンドを知り、実際にBPMツールを利用している企業・団体の実例などから学ぶことが近道だろう。BPMツールを活用した新しい働き方の姿や、業務改善の実際の様子を、本特集の資料からひも解いてみよう。