製品設計とは無縁だった会社や個人が、アイデアを形にして製品化へ至るには相当な苦労がある。それを技術的に支援してくれるものづくりのサービスはないだろうか? スケッチアーティストのカドワキノブオ氏の場合は、プロトラブズのオンデマンド射出成形サービスの力を借りて、風景画をスケッチするためのパレットを製品化した。
スケッチしたい風景に透明なプラスチック板をかざし、そこへ水性ペンでラフスケッチを書き込む。これを下地として紙に透かして本当のスケッチを描く。絵の具のパレットと透明なプラスチック板、紙を挟む機構などが一体化されて、持ち運びやすくなっている「w-lette(ダブレット)」は、カドワキ氏が初心者にスケッチを教える中で湧き上がってきたアイデアを製品化したものだ。
本資料は、w-letteを作るまでに至った経緯に加え、プロトラブズのオンデマンド射出成形サービスの具体的なメリットを紹介している。設計データは、Webにアップすると、無料で簡単に見積もりができ、データに問題あれば指摘してくれた。ファイル変換の問題やパーツの軽量化など、パートナーとしてのサポートを考慮するとリーズナブルだったとカドワキ氏は語る。ここに書かれた開発ストーリーは、一読の価値がある。