ディーゼルエンジンを中心に農業機械、建設機械などを製造版売するヤンマー。同社はグローバル化を進める上で、3DCADシステムが重要な役割を担ってきた。水田稲作の田植え機、コンバイン(稲収穫機)は、主要部品こそ日本で設計するが、それ以外は海外の現地ニーズを取り入れ、現地で設計される。コンバインでは全部で3万点もの部品があり、これらをグローバルで取りまとめ、組み合わせて、製品開発や製造へ結び付けるには、“3D文化”を定着させることが不可欠だった。
本資料は、PTCによって提供されたヤンマーへの3DCADシステムの導入事例記事である。導入への苦労話はもちろんであるが、終始一貫した戦略の中で、3DCADの導入がグローバル戦略につながるという信念で進めていることが分かる。設計、製品開発に携わる技術者・管理者は、戦略の進め方・考え方を学ぶのに参考になるだろう。