グローバル化の進展やニーズの多様化などを背景に、製造業を取り巻く環境は厳しくなるばかりだ。日本の製造業がこの難局を乗り切るためには、製造工程の効率化や柔軟な対応力が必要なのは言うまでもないだろう。
しかし、それを手に入れるためには具体的にどうすればよいのか?その答えの1つが、生産管理システムの導入である。
システムによって、製造工程を「見える化」し、適切な改善を行うことで、生産効率化や製品品質の向上が実現できるからだ。さらに仕入れや在庫、会計、購買といった様々なデータと連携させれば、「短納期・多品種少量生産」体制の確立にも貢献。システム導入が企業に与えるインパクトは非常に大きいのである。
しかし、このシステム、ゼロから構築するとなると膨大なコストと時間がかかってしまうのが悩みどころ。かといって、既存のパッケージ製品を活用しての構築は、自社業務にフィットせず、システムに合わせて業務を変更しなくてはいけないということも――。
そこで、今回は高機能ながら、多様な企業ニーズに柔軟に対応でき、導入もスムーズな生産管理システムを紹介する。